介護現場における「多様な各種サービス」への理解を深める

1. 制作に際して

介護の仕事に入ったばかりの方が最初に戸惑うこと。
それは、技術ではなく—サービスの多さです。

訪問介護、通所サービス、施設サービス、短期入所。
名前は似ているのに役割が違う。
制度も運用も少しずつ違う。
そして、その違いが理解できないまま現場に立つと、不安が残ります。

「動画でOJT介護」アニメ座学編の第1本目にある
『多様なサービスの理解』は、その“介護の地図”を頭の中に描くための動画として制作しました。

新人の方はもちろん、異業種から介護業界へ入ってくる方、リスキリングで学び直す方、そして外国人職員。
サービス構造を感覚的に理解できることを最大の目的にしています。


2. 訪問型サービスを「場面」で理解する

まず動画では、訪問型サービスから解説を始めています。

訪問介護員がご利用者様の自宅を訪問し、身体介護や生活援助を行う訪問介護。
介護予防・生活支援サービス。
さらに通院等を目的とした、乗車・移送・降車介助を伴うサービス。

言葉だけでは理解しにくいこれらの違いを、
場面として見せることにこだわりました。

たとえば身体介護や生活援助を説明するシーンでは、
利用者様と介護者の会話を入れています。

「Bさん、今日はオムツを外してトイレに行きましょうね。
Bさんがトイレに行っている間に、お布団を替えて新しいシーツにしておきますね。」

この一言があるだけで、
“何をしているサービスなのか”が一瞬で伝わる。
その感覚的理解を最優先に設計しました。


3. 訪問介護の中で実施される通院支援の理解のため「安心」を映像化する

通院介助も、言葉では説明が難しい領域です。
そこで動画では、通院場面の声かけをそのまま入れています。

「Bさん、今日は介護タクシーを呼んで病院に通院ですね。
私も一緒に行きますからね。
乗り降りもお手伝いしますので安心してください。」

このような声かけを入れることで、
通院支援が“移動の手伝い”ではなく、
安心を提供するサービスであることが伝わります。

そしてその通院支援も、一定の要件の下、
訪問介護のサービスに含まれることを、
直感的に理解してもらいます。

制度説明ではなく、利用者体験として理解できる。
これがこの動画の基本設計です。


4. 名前だけでは分からないサービスを、分かる形に

介護業界には、一般の方には聞き慣れないサービスが数多く存在します。

  • 定期巡回・随時対応型訪問介護看護
  • 夜間対応型訪問介護
  • 訪問入浴介護
  • 介護予防訪問入浴介護
  • 訪問看護
  • 介護予防訪問看護

これらは名称だけではイメージが湧きません。
そこで本動画では、アニメ風の場面を多用しました。

夜間に駆けつける場面。
入浴設備を持ち込む場面。
看護職と連携する場面。

視覚化することで、
「名前 → イメージ → 理解」という流れを作っています。


5. 通所型サービスの違いを“感覚”で理解する

通所型サービスでは、
デイサービスとデイケアの違いが代表的なポイントになります。

ここも制度説明に偏らず、
一日の流れを見せることで理解できる構成にしました。

生活支援中心なのか。
リハビリ中心なのか。
誰が関わるのか。
目的は何か。

アニメシーンを重ねることで、
「説明を覚える」のではなく、
違いを感じ取れる動画にしています。


6. 短期入所サービスは“似ているからこそ難しい”

ショートステイ、医療型ショートステイ。
どちらも短期入所ですが、役割や位置づけが異なります。

現場経験があっても混同しやすい領域です。
だからこそ、本動画では同じ手法を使いました。

  • 利用の目的
  • 関わる職種
  • 利用場面

これらをアニメ風の場面で比較しながら示すことで、
頭の中で整理できるようにしています。


7. 入所型サービスも“楽しく理解できる”ように

さらに、入所型サービスとして

  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設(老健)

についても解説しています。

ここでも重視したのは、
外国人職員でも理解できること。
そして、学ぶことが負担にならないこと。

イラストやアニメを用いることで、
難しい制度説明でも“楽しく学べる”構成にしました。


8. 制度は変わる。でも「構造」は変わらない

本動画は2022年に制作しました。
サービス種別はその時点の整理に基づいています。

ただ、2025年5月時点でも大きな構造変更はありません。
制度は細かく変わっても、
サービスの関係性や役割の基本構造は変わらない。

だからこそ、この動画は
新人教育・再教育の基礎教材として使い続けられる内容になっています。


9. 技術の前に、「全体像」を持つ

介護教育は、どうしても技術から入りがちです。
しかし実際の現場では、

「この利用者様はどのサービスにいるのか」
「どこと連携しているのか」
「自分の役割はどこか」

この全体像が分からないと、不安が残ります。

『多様なサービスの理解』は、
その不安をなくすための一本です。

介護の地図を頭の中に描く。
そして自分の立ち位置を理解する。
それができるだけで、現場の安心感は大きく変わります。


10.制作会社の一言

この動画でOJT介護の編集、制作は、30年以上にわたり、医学を中心とした日本の自然科学研究を支えてきた、エヌ・エイ・アイ株式会社の科学論文サポートサービスの知見と、40ヵ国語以上の言語を翻訳し続けているNAIway翻訳サービスの経験に裏付けされた安心のサービスです。ぜひご信頼をお寄せください。


11. まずは30秒、ご覧ください

ここに本編の一部、約30秒のサンプルカットを掲載します。
よろしければぜひご視聴ください。

介護の教育は、言葉だけでは伝わりにくい部分があります。
だからこそ、映像には価値がある。
そして、基本が基本として伝わる映像こそ、現場の力になる。

導入をご検討いただく際の判断材料として、ぜひご活用ください。