介護の出発点は“人間の尊厳”にある ー「個人としての尊重」

1. 制作に際して

介護の技術や知識を学ぶ前に、必ず理解しておかなければならないことがあります。
それが「個人としての尊重」です。

アニメ座学編 第3本目「個人としての尊重」は、女性施設長と新人介護職員の対話を通して、人間の尊厳と介護の本質を丁寧に描いた動画です。

この動画は、制度の説明ではなく、
介護とは何を守る仕事なのかを理解するための一本として制作しました。


2. 人権とは「人間らしく生きる権利」

人権とは、人間が人間らしく生きるために、生まれながらに持っている権利です。

日本国憲法第13条では、すべての人は個人として尊重されると定められています。
生命、自由、幸福を追求する権利は、最大限尊重されなければなりません。

介護が必要になったとしても、この原則は変わりません。
支援が必要になったからといって、個人としての価値が失われることはありません。


3.介護が必要になることは「喪失」を伴う

動画では、施設長が新人職員に問いかけます。

もし明日から一人でトイレに行けなくなったら。
もし誰かの手助けがなければ食事ができなくなったら。

多くの人が、辛さや恥ずかしさ、プライドの揺らぎを感じるでしょう。

介護が必要になった高齢者の方々は、多かれ少なかれ同じ不安を抱えています。
その気持ちに気づくことこそが、介護の第一歩です。


4.尊重とは「寄り添うこと」

介護とは、単に生活を支える行為ではありません。
心の揺らぎに寄り添う行為でもあります。

できなくなったことを見るのではなく、
その人の思いを理解しようとする姿勢。

それが「個人としての尊重」です。

介護職員は常に、この視点を持ち続ける必要があります。


5.生存権と介護の関係

憲法第25条では、すべての人が健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を持つと定めています。

この規定は、生存権を保障するものです。
そして国は、医療・福祉・介護などの制度を通じて、その権利を支えます。

介護サービスは「施し」ではありません。
権利として利用できるものです。

この視点は、介護職にとって非常に重要です。


6.社会の変化が生んだ「支援」という考え方

かつては、生活が困難な人は個人の責任と考えられる時代がありました。
しかし社会は変わりました。

経済格差や障害など、個人だけでは解決できない問題があると理解されるようになりました。

その結果、社会が支援するという考え方が広がり、生存権という概念が確立しました。

介護は、その流れの中で生まれた社会的な支援の一つです。


7.介護サービスは「依存のため」ではない

動画の対話では、重要な視点が示されます。

介護サービスは、国に依存するためのものではありません。
自立を目指すための支援です。

サービスを利用することで、その人らしい生活を実現する。
これが制度の本来の目的です。

介護職は、この目的を理解して支援する必要があります。


8.介護の本質は「その人の人生を守ること」

働く場所や業務内容が違っても、介護の本質は変わりません。

それは、その人の人生を守ることです。

尊厳を守る。
意思を尊重する。
その人らしい生活を支える。

「個人としての尊重」は、すべての介護の出発点です。


9.制作会社の一言

この動画でOJT介護の編集、制作は、30年以上にわたり、医学を中心とした日本の自然科学研究を支えてきた、エヌ・エイ・アイ株式会社の科学論文サポートサービスの知見と、40ヵ国語以上の言語を翻訳し続けているNAIway翻訳サービスの経験に裏付けされた安心のサービスです。ぜひご信頼をお寄せください。


10. まずは30秒、ご覧ください


この動画は、新人研修、外国人研修、介護観の共有において極めて重要な基礎教材です。

技術の前に価値観を学ぶ。
それが、質の高い介護につながります。

ぜひ30秒サンプルをご覧ください。


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