教育と定着の課題
全国老人福祉施設協議会が実施した令和6年度「外国人介護人材に関する実態調査」(※注1)によると、回答した1,837施設のうち44.9%が外国人介護人材を受け入れており、前年度から増加傾向にあります。また、受け入れ施設の57.4%が「今後さらに受け入れを増やしたい」と回答しており、外国人材はもはや補助的な戦力ではなく、介護事業継続の重要な担い手となっています。
一方で、調査結果からは、単に採用人数を増やすだけでは解決できない課題も明らかになっています。受け入れ施設が抱える最大の課題に一つに「コミュニケーション」があることがわかります。具体的には外国人材に関する悩みとして、「病時の対応がわからない(51.1%)」「帰国する際の長期休暇対応(46.9%)」「日本語の習熟度が低い(45.8%)」「文化の違い(39.6%)」などが上位に挙がりました。また、施設内トラブルの原因としても「職員同士のトラブル」「利用者とのトラブル」が多く報告されています。
これらの結果から分かるのは、多くの施設が採用には成功しているものの、「教育」と「定着」の部分で課題を抱えているということです。さらに注目すべきは、今後増やしたい在留資格です。最多は「特定技能」で74.0%、次いで「在留資格介護」が49.7%となりました。特定技能制度は即戦力として期待される一方、十分な教育体制がなければ早期離職や現場トラブルにつながる可能性があります。
介護現場では慢性的な人材不足が続いています。今回の調査でも、外国人材を増やしたい理由として「介護人材が不足している」が最も高く、約8割の施設が回答しています。しかし、人手不足を解消するために採用だけを強化しても、定着率が低ければ採用コストは増え続けます。これから施設経営者に求められるのは、「採用力」よりも「育成力」です。
そのためには、外国人職員が理解しやすい教育コンテンツの整備が不可欠です。特に介護技術や接遇マナー、日本の介護観、記録方法、感染症対策などを母国語や分かりやすい日本語で学べる環境は、現場教育の負担軽減にもつながります。
また、教育を属人的にしないことも重要です。現場リーダーの経験や個人の指導力だけに依存すると、教育品質にばらつきが生じます。動画教材を活用した標準化教育は、いつでも何度でも学習できるため、日本語理解度に差がある外国人職員にも有効です。
「採用した人数」ではなく、「何年活躍してくれる人材を育てられるか」です。
外国人介護人材の定着と戦力化は、これからの介護経営そのものです。採用競争が激化する時代だからこそ、教育への投資が施設の未来を左右する重要な経営戦略になるのではないでしょうか。
外国人介護人材の戦力化には「教育の標準化」が不可欠
今回の調査では、「日本語能力への不安」「文化の違いによるコミュニケーション課題」「教育負担の大きさ」が、多くの施設の共通課題として浮き彫りになりました。
一方で、特定技能や在留資格「介護」を中心に、外国人介護人材をさらに増やしたいと考える施設は半数を超えています。
つまり今後は、「採用できるか」ではなく、「いかに早く戦力化し、長く定着してもらうか」が施設経営の重要テーマになると言えるでしょう。
その解決策の一つとして注目されているのが、動画を活用した教育の標準化です。
現場では、教育担当者によって指導内容や教え方に差が生じやすく、OJT品質のばらつきが課題となっています。また、外国人職員が理解できるまで何度も同じ説明を繰り返すことが、教育担当者の大きな負担になっています。
NAIが提供する「動画でOJT介護」は、こうした現場課題の解決を目的に開発された外国人介護人材向け教育プログラムです。
実技研修・法定研修・介護福祉士国家試験対策までを、7言語対応の動画研修で支援。教育担当者の負担を軽減しながら、OJT品質のばらつきを抑えることができます。
さらに、実際にミャンマーやインドネシア出身の受講者が、動画学習を中心とした教育で介護福祉士国家試験に合格した実績も生まれています。これから外国人介護人材の受け入れを拡大していく施設にとって、教育の仕組みづくりは避けて通れません。属人的な指導だけに頼るのではなく、「誰が教えても一定品質で学べる環境」を整備することが、定着率向上と人材育成の近道になるのではないでしょうか。外国人介護人材の活躍が施設の未来を左右する時代だからこそ、採用後の教育体制を見直すことが、これからの介護経営に求められています。
参照資料
※注1公益社団法人全国老人福祉施設協議会
https://www.roushikyo.or.jp/?p=we-page-menu-1-3&category=19326&key=19362&type=contents&subkey=588767
まずは専用ページをご覧ください
外国人介護職員の教育において、
「伝わらない」
という悩みは、多くの施設様が抱える共通の課題です。
母国語ナレーション版は、その課題を解決するために生まれました。
理解度向上、実技の定着、教育担当者の負担軽減。
その効果をぜひサンプル動画でご確認ください。
ミャンマー語ナレーション版の詳細等は、専用ページにてご紹介しております。
外国人介護職員教育の新しい選択肢として、ぜひご活用ください。
介護教育を変える「動画でOJT介護」
この動画でOJT介護の編集、制作は、30年以上にわたり、医学を中心とした日本の自然科学研究を支えてきた、エヌ・エイ・アイ株式会社の科学論文サポートサービスの知見と、40ヵ国語以上の言語を翻訳し続けているNAIway翻訳サービスの経験に裏付けされた安心のサービスです。ぜひご信頼をお寄せください。



