教える学校から、学べる学校へ

介護教育は「教員がどう教えるか」から、「学生がどう学ぶか」へ

介護の専門学校というと、多くの人はまず「資格を取る場所」というイメージを持つかもしれません。
もちろん、それは間違いではありません。介護福祉士養成校である以上、国家試験に向けた知識や技術の習得は大前提です。

けれども、アリス学園が目指しているのは、そこで終わる教育ではありませんでした。

インタビューの中で道上氏が語っていたのは、とても印象的な言葉でした。
それは、**「教育のゴールは、単に卒業することではない」**という考え方です。

学校を出たあと、社会の中で働き続ける。
介護施設や企業の中で、周囲と協働しながら、自分で壁を乗り越え、学び続けていく。
そうした力を育てることこそが、本当の教育の目的だというのです。

この視点は、特に外国人留学生の教育を考えるうえで非常に重要です。
なぜなら、留学生にとって必要なのは、日本語の授業を受けて、介護の知識を覚えることだけではないからです。
むしろ本当に必要なのは、日本の職場で自立して働き、困ったときには自ら調べ、周囲に問い、解決しながら成長していく力です。

その意味で、アリス学園の教育は「教え込む教育」ではなく、**“自立を育てる教育”**に重心を移していると言えます。

しかし、この転換は言うほど簡単ではありません。

これまで多くの教育現場では、教員の役割は「分かりやすく教えること」だと考えられてきました。
どんなスライドを作るか。どう話せば分かりやすいか。どのように講義を組み立てるか。
そうした努力はもちろん大切です。

けれども、そこで問い直されたのが、**「本当に大切なのは、教員がどう教えるかではなく、学生がどう学ぶかなのではないか」**ということでした。

留学生の学ぶスピードは一人ひとり違います。
理解の早い学生もいれば、何度も見返したい学生もいる。
一斉授業だけでは、その差を吸収することができません。

だからこそ、アリス学園は、学生が自分のペースで学べるオンデマンド教材に価値を見いだしました。
その文脈で「動画でOJT介護」は、単なる補助教材以上の意味を持ちます。
それは、教員の負担を減らすための動画ではなく、学生が主体的に学ぶための足場だったのです。

ここがとても大事なところです。

動画教材を導入するというと、「授業の代わり」や「教員の省力化」と捉えられがちです。
しかしアリス学園のインタビューを読むと、そうではないことがわかります。
本質は、学習の主役を教員から学生へ移すことにありました。

学生が自分で見て、自分で止めて、自分で繰り返し、自分で調べる。
その積み重ねが、卒業後にも続く「学び続ける力」になる。
それこそが、介護人材を育てるうえで最も大切な基礎なのだと思います。

専門学校の価値は、資格の合格率だけでは測れません。
卒業後に、自分で立ち、働き、学び続けられる人材をどれだけ育てられるか。
アリス学園の言葉は、これからの介護教育が向かうべき方向を、静かに、しかし力強く示していました。

👉 アリス学園様とのインタビュー記事はこちら
https://bsp.nai.co.jp/interview-alice202603/

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