【アニメ座学編】ICFとは?介護現場で理解すべき基本概念をやさしく解説

1. 制作に際して

介護の現場では、「ICF」という言葉を耳にする機会が増えています。
しかしICFは非常に抽象的で、最初は理解が難しい概念でもあります。

本動画では、ICFの基本を“まず理解すること”を目的に、イラストを用いてわかりやすく解説しています。
今後の動画でさらに深く学んでいく前提となる、基礎編です。


2. ICFとは何か

2001年、WHOは 国際生活機能分類(ICF) を提唱しました。

ICFは、障害の有無に関わらず、すべての人を理解するための「共通言語」です。

従来の「できる・できない」だけではなく、
人がどのように生活しているかを多角的に捉える考え方です。


3. ICFを構成する5つの要素

① 心身機能・身体構造

心身機能

体や心の働きのことです。

  • 手足の動き
  • 視覚・聴覚
  • 精神・心理機能
身体構造

体の構造そのものを指します。

  • 目・鼻・口
  • 心臓・肺などの臓器
  • 手・足などの部位


② 活動

日常生活の動作や行為です。

  • 家事
  • 移動
  • 仕事

つまり「生活の中で行う行動」です。


③ 参加

社会との関わりや役割です。

  • 仕事での役割
  • 家庭での役割
  • 趣味・地域活動

社会とのつながりを表します。


生活機能は相互に影響する

ICFでは、

心身機能・身体構造
活動
参加

この3つを「生活機能」と呼び、互いに影響し合うと考えます。

例えば脳梗塞の方の場合:

  • 片麻痺 → 心身機能の低下
  • 歩行困難 → 活動の低下
  • 趣味に行けない → 参加の低下

このように連鎖します。


④ 環境因子

生活機能に影響する外的要因です。

物的環境

住居・福祉用具・バリアフリーなど

人的環境

家族・友人・介護職

社会的環境

医療・介護・制度

環境が変わることで生活機能は大きく変化します。


⑤個人因子

その人自身の背景です。

  • 年齢・性別
  • 生活歴・職業
  • 家族構成・経験

同じ障害でも個人因子で生活は変わります。


4. ICFの本質:相互作用

ICFは
「障害=機能低下」ではない
と考えます。

重要なのは相互作用です。

良い例

  • リハビリを行う
  • 補助具を使う
  • 外出できる
    → 参加が増える
    → 健康状態が向上

悪い例

  • 安静のみ
  • 活動低下
  • 参加低下
    → 心身機能低下
    → 健康状態低下

5.ICFが介護で重要な理由

ICFは単なる評価ではありません。

支援の視点そのものです。

  • できることを見る
  • 環境を整える
  • 参加を増やす
  • QOLを上げる

つまり介護の考え方の土台です。


6.この動画のポイント

本動画では、

  • イラストで直感的に理解
  • 具体例で相互作用を説明
  • 介護現場とのつながりを提示

難しいICFを「まず理解する」ことに重点を置いています。


7.まとめ

ICFは、人を総合的に理解するための枠組みです。

心身機能だけを見るのではなく、

活動
参加
環境
個人

すべてを含めて考えることで、支援の質は大きく変わります。

今後の動画では、ICFの実践的な活用についてさらに深く学んでいきます。


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9.制作会社の一言

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10. まずは30秒、ご覧ください