母国語字幕版から日本語字幕版へ【医療法人娯生会様】

インドネシア人職員・フィアさんがたどった国家試験合格までの道

日本語字幕版で学び、夜勤のすきま時間を活用して介護福祉士国家試験に合格。

理想的な学習ステップが生んだ合格ストーリー

インドネシア語字幕版で基礎を固め、その後、日本語字幕版へと学習を移行し、介護福祉士国家試験に合格したフィアさん。母国語で理解の土台を築き、日本語で知識を深化させるという理想的な学習ステップを体現した事例です。実務者研修や現場での業務とも連動しながら、「動画でOJT介護」をどのように活用したのか。本記事では、外国人職員の成長モデルとして極めて再現性の高い学びのプロセスを詳しくご紹介します。

インドネシア人職員 フィアさん
2026年3月19日

インタビュアー(NAI)

代表取締役 伊藤秀司
社員 山田(仮称)

インタビューご協力者(医療法人娯生会様)

法人本部運営推進企画部部長

関口様

介護法人保健施設みどうの杜介護長

森谷様

介護法人保健施設みどうの杜看護師長

中村様

関口様
法人本部部長

NAIさん、今回、外国人の方、3名、介護福祉士国家試験に合格しているのです。ミャンマーの子2人とインドネシアの子1人、受かっているのです。1人の子は産休中ですが、NAIさんのお時間が許すなら、もう1人のインドネシアの子もインタビューに応じさせていただきます。今なら対応可能ですので…。NAIさんには本当にお世話になっているので。いかがですか?

伊藤社長
NAI

はい、ぜひよろしくお願いします。

関口様
法人本部部長

少しお待ちください。

中村様
看護長

インドネシアの子は、1年目はインドネシア語版で勉強をしていたのですが、本人から申し出があって、「今年はインドネシア語版を外してもらっても構わない。日本語で勉強したい」「そうでないと勉強にならない」と言ってきたので、2年目は「動画でOJT介護」の日本語字幕版だけで勉強をしていました。

伊藤社長
NAI

フィアさん、本当に介護福祉士国家試験の合格、おめでとうございます。

フィアさん

ありがとうございます。

伊藤社長
NAI

この3月16日に発表になった試験に合格されたということですよね。

フィアさん

はい。

伊藤社長
NAI

本当に大変だったんじゃないですか。

フィアさん

はい、本当に大変でした。

伊藤社長
NAI

ですよね。本当に素晴らしいなと思います。では、少し質問させていただきたいんですけれども、フィアさんが日本に来られたのはいつ頃なんですか。

フィアさん

2020年の4月です。

伊藤社長
NAI

2020年の4月。ちょうど6年目ですね。当時は技能実習生という立場で来日された、ということですよね。

フィアさん

はい。

伊藤社長
NAI

日本に来られて、最初はどんなお仕事をされたのですか。

フィアさん

介護です。

伊藤社長
NAI

最初から現場に入られていたんですね。その時の日本語のレベルはどれくらいだったんですか。

フィアさん

N3です。

伊藤社長
NAI

最初からN3だったんですか。

フィアさん

最初に来た時はN4で、1年ぐらいでN3になりました。

伊藤社長
NAI

大変だったんじゃないですか、日本語の勉強って。

フィアさん

難しかったです。

伊藤社長
NAI

その時、日本語の勉強はどういうふうにされていたんですか。

フィアさん

インドネシアの学校で介護を学んで、日本語も勉強しました。

伊藤社長
NAI

インドネシアの学校で日本語と介護の基礎を学んできて、実際に日本の介護現場に入ってみて、やっぱり日本で習う方が難しいなと思うことはありましたか。

フィアさん

最初はとても難しかったです。

伊藤社長
NAI

その頃から、現場の介助技術だけじゃなくて、認知症とか、コミュニケーションとか、いわゆる座学の勉強もされていたんですか。

フィアさん

はい。

伊藤社長
NAI

当時は1日どれくらい勉強されていたんですか、仕事以外で。

フィアさん

休みの時は、大体半日ぐらいです。

伊藤社長
NAI

すごいですね。偉いですね。

伊藤社長
NAI

弊社の「動画でOJT介護」とのお付き合いは、まだ2年ちょっとくらいだったと思うんですけれども、ご利用になり始めたのはいつ頃だったか覚えていますか。

フィアさん

2024年からです。

伊藤社長
NAI

2024年からですか。

フィアさん

6月、7月頃かな。

伊藤社長
NAI

最初の頃はインドネシア語字幕版をご覧になっていただいたと思うんですけれども、話している言葉が日本語で、下に書いてある言葉がインドネシア語で、日本語もある程度できる方だと、頭の中が混乱したりしませんでしたか。

フィアさん

はい。

伊藤社長
NAI

でも、やはりインドネシア語の字幕があった方が、最初は入りやすかったですか。

フィアさん

最初は動画が理解しやすいし、母国語だからとても覚えやすいし、分からない言葉があったらインドネシア語の字幕を見て勉強できるので、よかったです。

伊藤社長
NAI

それがあったから、介護の全体像も分かってきたようなイメージですか。

フィアさん

はい。初めから日本語だと、とっても苦労したと思います。

伊藤社長
NAI

その頃、インドネシア語版で「動画でOJT介護」を見ていて、どこが良かったと思いますか。

フィアさん

日本語が勉強しやすいし、簡単な言葉も使っているので、よかったかなと思います。

伊藤社長
NAI

ありがとうございます。その頃って、もうインドネシア語版で、実技編やアニメ座学編を一通りご覧になったんですか。

フィアさん

はい。インドネシア語で一回、全部見ました。

伊藤社長
NAI

今年度は日本語版でやったんですね。インドネシア語版で見ていたのは、主に施設の勤務時間内でしたか。

フィアさん

はい。でも休みの時や、帰宅後も少しだけ見ていました。

伊藤社長
NAI

夜、帰ってからも見ていたんですね。その頃、仕事以外では1日どれくらい勉強していましたか。

フィアさん

仕事以外は、1時間ぐらいです。

伊藤社長
NAI

2年目に日本語版に変えられたということなんですけれども、その理由はどうしてだったんですか。

中村様
看護長

実はフィアさんが、「日本語がもっと詳しくなれるように、勉強するために、あえて外したい」と言ってきたんです。

フィアさん

はい、日本語を勉強するために、インドネシア語を外しました。

伊藤社長
NAI

インドネシア語版は大体見たので、もう日本語版で勉強しようと。日本語の勉強にもなるから、ということですね。

フィアさん

はい。

伊藤社長
NAI

その時に、動画の字幕についていた漢字のルビ、ふりがなは役に立っていましたか。

フィアさん

ものすごく役に立っています。

伊藤社長
NAI

どれくらい役に立っていましたか。

フィアさん

漢字がわからない時にふりがながついているので、意味がわからない時とか、本当に調べやすかったです。漢字だけだと、何て読むかわからないので調べようがないのです。本当にすっごく助かりました。

伊藤社長
NAI

なるほど。音声でも出ているけれど、漢字をどう読むのかが分かる。それが、日本語能力や介護知識を一気に向上させる上で、本当に助かったということですね。

フィアさん

はい。本当に、本当に助かりました。

伊藤社長
NAI

介護福祉士国家試験を受けるためには、3年の実務経験と実務者研修の修了が必要だと思うんですが、実務者研修はどうやって受けられたんですか。

フィアさん

電車で学校に通いました。

伊藤社長
NAI

どれくらいの期間行かれたんですか。半年ぐらいですか。

フィアさん

5週間くらいです。

伊藤社長
NAI

休みの日に行ってらっしゃったのですか。

フィアさん

はい。そうです。休みの日に行っていました。

伊藤社長
NAI

週に1回ぐらいですか。

フィアさん

はい。

伊藤社長
NAI

では、スクーリングして、残りは家で通信教育や添削みたいな形だったんですね。

フィアさん

そうです。

伊藤社長
NAI

「動画でOJT介護」を一通り見た上で、実務者研修を受けた感じですか。

フィアさん

はい。

伊藤社長
NAI

「動画でOJT介護」を見たから、実務者研修が分かりやすかった、ということはありましたか。

フィアさん

はい。「動画でOJT介護」を見たから、実務者研修でも色々な難しい知識が、すごく簡単に頭に入ってきました。本当に勉強しやすかったです。

伊藤社長
NAI

やっぱり勉強しやすかったですか。全然違いました?

フィアさん

はい、全然違います。本当に、全然違いました。

伊藤社長
NAI

もし「動画でOJT介護」を全く見ない状態で実務者研修を受けていたとしたら、分からないことだらけだった感じですか。

フィアさん

そうですね。多分、とっても困ったと思います。

伊藤社長
NAI

分厚い本やスクーリングの授業で勉強するのと、もちろん試験前には過去問とかも勉強されたと思うんですが、かわいい絵やストーリーが出てきて、認知症やコミュニケーションについて説明してくれる「動画でOJT介護」と比べて、やっぱり動画の方が理解しやすかったですか。

フィアさん

えーと……。

森谷様
施設長

よく学校とかで、大学の先生みたいな方が話していて、ホワイトボードやスライドがあって説明をするような授業と比べて、「動画でOJT介護」はいかがでしたか。どちらがわかりやすかったですか。

フィアさん

「動画でOJT介護」のアニメとかの方が、ずっとわかりやすかったです。

伊藤社長
NAI

ありがとうございます。

伊藤社長
NAI

特に印象に残った動画ってありますか。認知症、倫理観、感染症、身体拘束など、何かありますか。

フィアさん

認知症とか、事故発生とか、虐待とかです。

伊藤社長
NAI

その辺が今でも覚えていらっしゃる動画なんですね。

フィアさん

はい。

伊藤社長
NAI

合格した時はどうでした? 嬉しかったですか。

フィアさん

嬉しかったです。泣いてしまいました。

伊藤社長
NAI

発表まで3か月ぐらい待ちますよね。その間はどう思っていましたか。「受かったかな」「絶対受かってるぞ」「ちょっとダメだったかな」―どんな感じでした?

フィアさん

最初は、やっぱり落ちるかなって。自分の点数はギリギリだと思っていたので。

伊藤社長
NAI

年によって合格ラインも違いますもんね。不安が募りますよね。本当によかったです。

伊藤社長
NAI

合格した時、一番最初に誰に伝えたいと思いましたか。

フィアさん

最初に家族に電話しました。特にお母さんです。

伊藤社長
NAI

お母さんとは結構毎日のように連絡を取っているんですか。

フィアさん

はい。

伊藤社長
NAI

施設長や上司の方に話した時も、喜んでくれましたか。

フィアさん

はい。すごく喜んでくれました。

伊藤社長
NAI

何か美味しいものをご馳走してくれましたか。

森谷様
施設長

それはこれから。これから(笑)。

伊藤社長
NAI

もしこの「動画でOJT介護」がなかったとしたら、どうだったでしょう。もちろんフィアさんは努力家だから、受かっていたとは思うんですけれども、やっぱりなかったら大変でしたか。

フィアさん

大変でした。なかったら受からなかったかもしれないです。

伊藤社長
NAI

もしフィアさんのお友達のインドネシアの方や、ほかの国の方、例えばベトナム、ミャンマー、カンボジアの方がいたら、この「動画でOJT介護」を勧めたいと思いますか。

フィアさん

はい、勧めたいです。

伊藤社長
NAI

これを見ると介護の勉強がしやすい、国家試験への近道になる、というふうに感じていますか。

フィアさん

勉強しやすいです。この「動画でOJT介護」を利用しての国家試験の勉強、絶対おすすめです。

伊藤社長
NAI

森谷さん、中村さんにも質問させてください。モンさんやフィアさんが「動画でOJT介護」で勉強していく中で、勤務状況や理解度に変化が出てきたと感じることはありましたか。

森谷様
施設長

モンやフィアに限らないんですけど、海外の職員を見ていると、年々、介護の仕事の理解度が上がっているなと感じています。やっぱり「動画でOJT介護」が、その手助けになっているんだろうな、というのは肌感覚で感じますね。

伊藤社長
NAI

ありがとうございます。

中村様
看護長

日本語が結構、みんな顕著にうまくなっていますね。

伊藤社長
NAI

なるほど。

中村様
看護長

うちの施設でもいろいろ業務改善をしていますが、あえてミャンマー語やインドネシア語に変換したりはしていません。日本語のままにしています。でも、それで言葉が伝わらないということもほぼないので、日本語の理解がだんだん深まっているなと感じます。この「動画でOJT介護」は、日本語の勉強にもなっていると思います。

伊藤社長
NAI

素晴らしいですね。

伊藤社長
NAI

お二人がそばでご覧になっていて、フィアさんはすごく勉強されていた、という印象でしたか。

森谷様
施設長

そうですね。勤務時間中もやっていたと思います。

中村様
看護長

去年はインドネシア語版でやってもらったんですけど、本人から「もう日本語だけにしてほしい」と話があって、その時に「今年こそやってやる」という覚悟は、ちょっと垣間見えたかなと思います。

中村様
看護長

モンさんにしてもそうなんですけど、やっぱり働きながら、プライベートで勉強するのは大変なんですね。夜勤のちょっとした時間で勉強している姿も見受けられたので、今年はいけそうかな、という期待感はありました。

伊藤社長
NAI

ありがとうございます。

伊藤社長
NAI

外国人教育の負担感みたいなものは、大幅に減った感じですかね。

森谷様
施設長

やっぱりアニメーションで見られるというのは分かりやすいですよね。言葉よりも「百聞は一見にしかず」みたいなところがあるので、すごく助かっています。

伊藤社長
NAI

フィアさん、貴重なお時間、頂戴させていただき、本当に素晴らしいお話、ありがとうございました。

フィアさん

こちらこそ、ありがとうございました。

代表より一言(編集後記)

フィアさんの歩みは、「正しい順序で学ぶこと」の重要性を象徴しています。母国語で全体像を理解し、その後、日本語で専門知識を積み上げていく。この流れは、まさに私たちが構想段階から描いていた理想の学習モデルです。言語の壁を乗り越えるために必要なのは、単なる翻訳ではなく、“理解の橋渡し”です。その橋を一歩ずつ渡り、自ら日本語学習へと進んでいった姿に、教材の本質的な価値があると感じています。