「動画でOJT介護」が国家試験合格を支えた【医療法人娯生会様】
ミャンマー人職員・モンさんの学習実例
日本語字幕版で学び、夜勤のすきま時間を活用して介護福祉士国家試験に合格。
現場職員が語る、その成長と教材の力。
日本語能力試験N4で来日し、限られた学習時間の中で「動画でOJT介護」を中心に学び続け、介護福祉士国家試験に合格したモンさん。夜勤のすきま時間や業務内研修を活用し、動画で得た知識を現場で実践しながら理解を深めていきました。本記事では、母国語に頼らず日本語字幕版で学び切ったその学習スタイルと、合格に至るまでのリアルな努力、そして動画教材が果たした役割について詳しく伺います。

2026年3月19日
インタビュアー(NAI)


インタビューご協力者(医療法人娯生会様)
法人本部運営推進企画部部長
関口様
介護法人保健施設みどうの杜介護長
森谷様
介護法人保健施設みどうの杜看護師長
中村様
まずは、介護福祉士国家試験合格者のご紹介から

法人本部部長
いつも大変お世話になっております。本日、インタビューに先立ちまして、まず当法人のミャンマー人職員のモンさんを紹介させていただきます。モンさんは来日して5年になる職員です。実はこのモンさん、つい最近、この3月に発表された介護福祉士国家試験に合格しました。その受験勉強のほとんどが「動画でOJT介護」だったとのこと。この合格体験記は御社にとりましてもとても参考になるのではないかなと思って、今日は時間を作らせていただきました。ただ、勤務の関係上、30分しか時間をお取りできませんので、すぐにインタビューを始めさせていただきます。

こんにちは。モンと申します。よろしくお願いします。

NAI
お世話になっております。介護福祉士国家試験合格、おめでとうございます。その勉強方法とか、合格へのご苦労とか、その点について、モンさんにいくつか質問させてください。

はい、お願いします。
来日前の日本語力と、日本での学びのスタート

NAI
モンさんはいつ、日本に来られたのですか?

5年くらい前です。

NAI
モンさんは、日本に来る前に、日本語の勉強はされていたのですか?

はい、日本語能力試験N4に合格して日本に来ました。

NAI
モンさんは、ほとんど「動画でOJT介護」だけで勉強して、介護福祉士国家試験に合格されたということですが、本当ですか?

はい、本当です。

NAI
モンさんは、「動画でOJT介護」のミャンマー語字幕版を勉強されたのですか?

いいえ、2年前くらいから、「動画でOJT介護」の日本語字幕版だけで勉強してきました。

NAI
そうなんですか。素晴らしいですね。また、お役に立ててとても嬉しいです。ところで、日本語版の日本語字幕の漢字のルビは役立ちましたか?

はい。簡単な日本語の漢字は大体わかるのですが、難しいものは、漢字のルビがとても役立ちました。そうして理解できない言葉は、ネットで調べたりしながら勉強をしました。
「本当に動画中心で合格したのですか?」という問いに

NAI
本当に「動画でOJT介護」だけで勉強して、介護福祉士国家試験に合格したのですか?

はい。仕事があるので、勉強する時間があまり持てなかったので、「動画でOJT介護」での勉強が試験勉強のほとんど中心でした。

NAI
介護福祉士国家試験の受験資格に、実務者研修の修了があると思うのですが、その実務者研修はどうやって受講されたのですか?

会社の奨学金制度を利用して、休日に実務者研修の学校に通って修了しました。その際も、事前に「動画でOJT介護」で予習していったので、授業がとてもよく理解できました。

NAI
「動画でOJT介護」の勉強をし始めたのは、いつ頃からですか?

2年くらい前からです。
夜勤のすきま時間、研修時間、自宅学習―限られた時間の中で

NAI
「動画でOJT介護」は、どんな時間に見たり、勉強したりしていたのですか?

夜勤の際のすきま時間や、会社での研修時間を中心に見ていました。ただ、仕事が忙しく、まとまった勉強時間を取ることはなかなかできませんでした。そのため、研修や夜勤で見て理解できなかった部分については、帰宅後に自分で日本語で調べたり、YouTubeなども活用しながら復習していました。わからない介護用語などはその場でメモを取り、あとで必ず調べて理解するようにしていました。家に帰ってからは、眠いときもありましたが、限られた時間の中でも、「少しでも進める」という気持ちで、できる限り時間を見つけては、「動画でOJT介護」を見直すなどで、継続して学ぶようにしていました。

NAI
すばらしいですね。モンさん、努力家ですね。ところで、「動画でOJT介護」の勉強にかけたお時間はどれくらいですか? 1日2時間とか、月に30時間とか?

正直、仕事が忙しくて、そんなに時間は取れなかったです。でも会社でちゃんと業務中に研修時間とかを設けてくれて、「動画でOJT介護」を見る時間を業務内に作ってくれたので、主にその時間に勉強しました。もちろん、帰宅後の勉強もそれなりに頑張っていましたが、やっぱり「動画でOJT介護」の知識がそのベースになっていたからこそ、独習でも理解ができました。

NAI
その業務中の研修時間って、どれくらいですか?

看護長
だいたい30分くらいです。

NAI
それって1日30分くらいですか?

看護長
いえいえ、月に30分くらいです。

でも長い動画もあったので、30分以上かけた時もあります。
アニメだから、眠くならない。ストーリーだから、忘れにくい

NAI
介護福祉士国家試験に向けての勉強として、「動画でOJT介護」のどんなところが役立ちましたか?

なによりも、アニメがとってもわかりやすかったです。とっても可愛いし、面白かったです。だから、とっても忘れにくいのです。だから頭にしっかり焼き付いていったのです。分厚い本とか、講義形式の動画とかだと、まったく意味がわからなくなって、眠くなってしまうことがほとんどですが、この「動画でOJT介護」なら、スイスイ頭に入っていきました。

「動画でOJT介護」なら、その勉強内容が、イメージや視覚、そしてストーリーで理解できたので、その課題ごとにそのあと本で勉強したら、本当に簡単に理解できました。

NAI
「動画でOJT介護」の中で、特に印象に残った動画はありますか?

感染症の動画が、とてもわかりやすかったです。覚えなくてはいけない感染症の名前とかが多かったので、少し苦労しましたが。

あともう一つ、「動画でOJT介護」を見て一番わかりやすかった点の一つとして、身体拘束の動画がありました。四点の拘束をしてはいけませんとか、手袋をしてはいけませんとか、動画で見たからイメージしやすくなっていました。あれは動画、特にあのアニメ風の動画がなかったら理解できなかったです。
文章だけでは伝わらないことが、一瞬で伝わる

施設長
たとえば四肢拘束に関してですが、本で「四点を拘束してはいけません」と書いてあっても、特に外国人の職員とかはまったく理解できなかったのです。ですから、それを説明するのに大変な労力をかけてきました。でもこの「動画でOJT介護」なら、一瞬のうちに理解に繋がったのです。教育や研修の面でも、介護福祉士の試験対策の面でも、本当に助かっています。

NAI
ありがとうございます。ところでモンさんにお聞きしますが、「動画でOJT介護」でこんな点が大変だったとか、難しかった点とかはありますか?

なかには15分以上ある長い動画とかがあって、それがとても難しかったです。

NAI
ICFとかの動画ですよね。あれは、スッと理解してもらうことがとても難しい題材だったので、「林さん」という架空の人物を登場させて、その生活や意欲が変わっていったことをストーリーで表したかったので、どうしても長いものになってしまいました。

NAI
他にも、「本とか文章では簡単には理解できないだろうな」と思った内容は、徹底的に工夫を凝らして、その知識がまったくない方でも、簡単に、イメージとして、ストーリーとしてスッと頭に入るように工夫に工夫を凝らしています。すみません、長くて。でも多分、とてもわかりやすくなっていませんでしたか?

はい、動画が長かったですが(笑)、それはとてもわかりやすかったです。何度か繰り返してみることで、あの難しい内容が簡単に理解できました。
過去問でも「あの場面だ」とすぐにつながった

NAI
モンさん、介護福祉士国家試験の過去問とかもやったりはしたのですか?

はい、最後の仕上げとして、過去問の勉強もしました。でも過去問をやっても、この質問は、たしか「動画でOJT介護」のあの場面に出てきたことだ、とすぐに結びついて、ほとんどがスイスイ回答できました。

NAI
最後にモンさんに質問です。この「動画でOJT介護」を利用して、どんな点が良かったですか?

全部よかったです。特に、自分は認知症のご利用者様がたくさんいるところで働いているのですが、認知症の症状って色々あるじゃないですか。アルツハイマーとかレビー症候群とか。その症状って本では言葉で説明しているのですが、「動画でOJT介護」なら登場人物がいてストーリーで説明しているので、「あっ、このご利用者様の症状はあの動画の場面と一緒だ」と、スッと頭によみがえってきて。

こんな感じで、認知症の理解で学んだ知識が、単に言葉としてではなくて、深い理解を伴った知識として頭に焼き付いてくれたのです。
「これがなかったら、合格できなかったと思います」

NAI
またまた最後の質問になってしまうのですが、この「動画でOJT介護」がなくても、介護福祉士国家試験には合格できたと思いますか?

いいえ、この「動画でOJT介護」がなかったら、難しい項目、たとえば倫理面とか、介護保険とか、私たちにはそうした難しい部分はまったく理解できなかったと思います。

NAI
すみません。本当に、本当に、最後にもうひとつだけ質問させてください。介護福祉士国家試験は、大体6割正解があれば受かる試験と言われていますが、モンさんは何問くらいできて合格したのですか?

多分、67%くらいの正解率で合格したと思います。

NAI
すばらしいですね。それもほとんど「動画でOJT介護」だけを勉強されて、わずか2年の間で合格されたということですよね。EPAの方とか、事前に本国で看護師とかの資格を持ってくる方でも、合格はそう簡単でない試験ですよね。確か今年の外国人の合格率は30%強と記憶しています。とても頑張られたのですね。

「動画でOJT介護」のおかげです。

NAI
ありがとうございます。この「動画でOJT介護」って、他の介護福祉士を目指しているミャンマー人の方とか、他の国からの外国人とかにも勧めることができますか? 他の、たとえばホワイトボードがあって、文字が書いてあって、大学の先生がスライドで説明するような講義形式の動画よりも全然良いって思われますか? 理解しやすかったですか?

はい、そう思います。アニメ可愛いから(笑)。

NAI
「動画でOJT介護」を見ていて、他の教材より理解しやすかったですか?

はい、何倍も理解しやすかったです。

NAI
「動画でOJT介護」を見ていて、眠くなりませんでしたか?

アニメなので、どんどんひきこまれていったので眠くなりませんでした。

NAI
モンさん、お時間になってしまいました。本日は貴重なお時間、本当にありがとうございました。また本当におめでとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
代表より一言(編集後記)
今回のモンさんのお話は、私にとっても大きな確信となりました。限られた時間の中で、日本語字幕版のみを用いて学び、国家試験に合格されたという事実は、「学び方」が結果を変えることを証明しています。介護の専門教育を受けたわけではない方が、現場と動画を往復しながら理解を深めていく。このプロセスこそが、私たちが目指してきた教育の形です。本教材が、外国人材の可能性を広げる“土台”として機能していることを、あらためて実感しました。
