(導入判断のご参考になります。ぜひご一読ください)
一般財団法人 日本老人福祉財団 様
すでに2年以上ご利用いただいている財団様の現場の声です
当社の「動画でOJT介護担当マネージャー」が、すでに2年ほどご利用いただいている当該財団様の職員の方に「動画でOJT介護の使い勝手」についてインタビューさせていただきました。実際の導入後に想定される懸念点や疑問点を整理する際のご参考になると思います。ぜひご一読ください。
お寄せいただいた3つのポイント!
1.教材の決め手は「基本の初任者研修がしっかり網羅」されているところ。
- 契約のライセンス数も柔軟に決められ、費用感でも魅かれました。
2.現場においての魅力は「すきま時間に共に視聴しながら教える」ことができるところ。
- 経歴、習熟度、勤務形態、国籍も異なる新人職員に言葉で教えるのは難しいため、テキストを読む必要のないコンテンツは助かっています。
3.見込みとして、基準ができることで「職場の人間関係」が改善されるところ。
- 離職の原因の多くは職場の人間関係も大きいと思うので、ベテランから新人まで、共有できる基準があるのは好ましいです。
- ご視聴のタイミングは?
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(職員A)例えば4月に新人職員が入職するので、そのようなタイミングで新人職員と一緒に動画を見ています。8年目になりますが、僕自身、学び直す機会にもなりますし、新人職員にも言葉だけで伝えるのはすごく難しいのでとても助かっています。
- 新人の方の横について一緒に見ているイメージですか?
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(職員A)はい。実際に一緒に見て、「ここはこういう風にするんだよ」と補足しながら見ている感じです。やはり言葉だけでは伝わらないんです。言葉だけでは僕の伝えたいことが「本当に分かったのかな?」と思うこともありました。この動画は教科書のような使い方をさせていただいています。新人の方にも「伝わっただろうな」と実感があります。
(職員B)私も同じように言葉では伝わらないので、夜勤中などに一緒に動画を見ながら「ここはこうで…」と話しながら勉強しています。
- 新しいことをやるので予習として見ているのか、現場に行った後に復習として見ているのか、どちらの使い方をされていますか?
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(職員B)両方です。現場に入る前に予習として見て、現場に入った後にもう一度復習として見ています。
- 新人の方は「何が分からないのか分からない」ので口ごもることも多いと思うのですが、動画を導入したことで質問の数は変わりましたか?
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(職員A)はい。この動画を見て「ここの部分はどういうことですか?」という具体的な質問が増えました。
- 現場で使える技術を学べる実写の実技編、基礎的な知識を学べるアニメ座学編、二つとも使われていますか?
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(職員A)はい。どちらも分かりやすいので、状況によって使い分けています。その都度「今回ここは使えるな」というのをピックアップしています。
- ここは特に良かった、ここはもう少し詳しく説明して欲しかったなど、良い点、悪い点を含め、何かございましたら教えてください。
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(職員A)外の凸凹道での車いすの押し方を細かく解説している動画ですね。外出イベントで、車いすを押して外に出ることが定期的にあるんですが、施設の中はバリアフリーなので、外の凸凹道での車いすの押し方などはあまり詳しくないんです。外出の前に職員で集まって動画を見て「こうすれば入居者の方に不安なく乗ってもらえるんだな」と。あれは本当に助かりました。
(職員B)男性の髭剃りや整髪の仕方とか、普段あまり男性の整容とか関わる機会がないので、動画を通して分かりやすく勉強できるので、そこが良いなと思っています。
- 動画を視聴されるタイミングに決まった時間はなく、いわゆる「すき間」を見つけて、その時々といった形でご視聴されているのでしょうか?
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(職員A)はい。決まった時間は特になく、例えば夜勤の合間とか業務の合間に見ているという感じです。
- 新しいものを導入するというのはどうしても抵抗感があると思うのですが、本部の方から導入のお話が来た際のお気持ちと、実際に導入してからのお気持ちはいかがでしたか?
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(職員A)最初お話を頂いた際は動画の数がかなりあったので「無理だー」というのが正直な感想でした。しかし実際に導入してからは、教科書を読むわけではないので、「業務の合間に動画」というのはすごく見やすい、使いやすいと感じています。
- 職員のキャリアとしての背景は様々だと思います。そんな中で、この動画でOJT介護をどのように活かされていますか?
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(本部C)初めて案内を受けた際には、ここまでしっかりとしてわかりやすい教材であるとは気付かなかったというのが本音です。でも実際に利用してみて素晴らしいの一言に尽きます。受講する職員は、学業上の経歴の違いや、社会人としてかなりのブランクがあって、そのうえで契約職員から勤める方もいます。中には外国籍の方も。そのように色々なご経歴の方がいる中で、「すごく分かりやすい、親しみやすい研修教材だな」というのが第一印象でした。そうした様々な背景の職員、それぞれの共通言語としての役割を果たしています。
- そういう風におっしゃっていただけると、心から良かったなと思えます。
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(本部C)コンテンツの数を売りにしている会社さんもあれば、法定研修の豊富さを売りにする会社さんもある中で、そこではなくて基本に忠実なところ、まずは基本をしっかり固めるというところが探していたニーズとピッタリ合っていました。
- 長きにわたってご利用いただいていますが、当初、何か事前に使われていた研修教材はございますか?テキストだったり、他のコンテンツだったりなど。
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(本部D)我々の中で介護のマニュアルはあります。みんなで作った財団統一のサービスマニュアルです。すごく基本的な内容のものです。ただ、やっぱり数年経ってしまうと、活用度については課題が出てきていました。
実際には、現場では「人によってやり方が違う」という「この業界のあるある」が存在していました。こうした状況のなかで、元々あったプラットフォーム上でeラーニングを導入し始めていたところでした。その環境下、コンテンツを色々作っていくなかで、我々財団独自の取組み、たとえば事故防止などオリジナルな取組みは、自前でコンテンツを作って見てもらっていました。そんな中「介護の技術や知識の動画も欲しいな」と思っていたところでした。同時に「自前で作るのはとても大変そう」と考えていました。ですから「そこの部分は外部のものを導入したい」という思いがありました。
他社様の動画も含めていくつか試聴してみましたが、流行りの介護技術が含まれている一方で、内容にムラがあるなど決めかねていました。この動画は初任者研修レベルがベースですが、基本はしっかりおさえている点に魅かれました。動画を拝見してみて、項目も網羅されている点も良かったです。値段は営業の方から「1ライセンス一人じゃなくていいですよ」という話も伺って、じゃあ手が届くなと考えて…。あれが多分、「一人につき1ライセンスですよ」って言われていたとしたら手が届かなかったなと思います。中身と費用で選ばせていただきました。
- 研修対象の方はレベルや経験を問わずという感じですか?皆様一回動画を見て、その後新人の方に見せて共有をし、共通の言語で話が出来るようにしていくという流れですか?
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(本部C)かつて、A先輩に教えてもらったことと、B先輩に教えてもらったことが違うということをきっかけに、職場の人間関係が悪化したケースがありました。一般的に「離職の原因の多くが職場の人間関係」ともいわれますので、OJTで同じことを教えられることは、離職防止の打ち手ともなると考えています。
今のZ世代の人には研修動画はすごく受け入れられやすいと思います。みんな分からなかったらすぐ調べるので、分からないままやりたくないというか、失敗したくない。入居者の方に痛い思いとか悲しい思いをさせないためにも、しっかり安全に介助できるよう、お手本がちゃんと見られるというのは安心だと思います。
今の財団のマニュアルはテキストで書いてありますから、具体的にそれってどういう動きなんだろうとか、なかなかイメージしづらい箇所もあります。そこをしっかり動画で確認できること、ポイントや注意点は動画のキャプチャもついていて、誰が見ても分かりやすいことが良いと感じています。
(本部D)はい。施設には正職員の他にも契約職員もいます。契約職員の中には食事やお風呂の介助をメインに担当している方もいるのですが、新人教育をお願いした際におのずと自分のやり方を教えがちになることがあります。技術や知識がバラバラになってしまうので、そういう方達にも自分で担当している部分は動画を見ていただくようにしています。
- 財団でお作りになられたマニュアルと同時並行でご覧いただいている形でしょうか?
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(職員A)はいそうです。大きく逸脱しているということはないですし、どちらも基礎的なところをおさえているという点では問題ないかなと思っています。
- その他、動画でOJT介護を導入してから変化したことはありますか?
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(職員B)そうですね。夜勤の際に後輩の職員と一緒に、「今日の介助が正しい方法で行われていたか」などを、動画を見ながら復習して確認したりできるようになったので、とても助かっています。夜勤中スタッフルームで横並びで一緒にパソコンを見ながらですが…。
(本部D)復習してくれていたとは!!。夜勤中に二人で見るなんて、素晴らしいですね。現場で工夫してアレンジした活用は是非他の施設でも試してほしいところです。
- コミュニケーションにもなりますね。
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(本部D)そういう点は評価に値しますね。雰囲気も良くなるのは明白ですし。
- ベースとして共有できるものがあるというのは、新人として負担材料が減っていくのではないかと思いますが、いかがですか?
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(本部D)技術や知識に自分なりの工夫を加えること自体は良いことだと思います。ただ、アレンジ後のものだけを先輩が教えてしまうというのが問題で、これが最終的に人によってやり方が違うという話になってしまうのです。この動画で基本を教えた上でのアレンジなら、お互いに納得ができるという現象が起こっています。うちではクラウドキャンパスというプラットフォームを使っていて、そこに単元ごとに感想を書いていただいて履修完了という仕組みにしています。そこに結構皆さん、色々と感想を書いてくれています。
(本部C)このクラウドキャンパスの感想は、結構長く書いてくれている人もいます。「動画内の大切なことは自分もしっかり覚えていることが分かって安心した」とか。
- 基礎がある方は、自分の技術や知識が改めて正しいのかどうなのか、すり合わせになっている形ですかね?
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(本部D)動画内で挨拶や声掛けもやってるじゃないですか。感想にもありますが、ちゃんと説明したり挨拶したりするのが大切なんだと。介護技術だけではなく、そこもしっかり実践してくれているという点が、見せても大丈夫だなという安心感につながっています。
- 最初に作ったときにやりすぎなのかなとは思いつつも、そこはこだわりを持って、海外の方にも分かるようにという形で作らせていただきました。
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(本部C)そこはすごく丁寧ですよね。こんなの現場で聞いている時間あるのかなというくらい。一つひとつの介助について、まず名前を名乗って、それから「今からこういうことします。よろしいですか?」とキチンと相手に確認を取ってから介助するのが基本ですが、時間に追われたり、言っても反応が返ってこない方もいらっしゃると疎かになりがちで...。
- 挨拶や声がけは、やっぱりあった方がいいでしょうか?
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(本部D)教科書として、研修教材としてはたくさんやった方がいいと思います。
(本部C)知らないが故にやらずして後から大きなミスとか事故に繋がるのは、ご入居者にとってもその職員にとっても不幸なことで、介護の仕事が嫌になる原因にもなるかと思います。
- 教育とか、研修とか、その進め方、地域差っていうのも結構あるんですか?教育の方針がそれぞれ施設さんによって違うとか?
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(本部D)そこは今までは施設まかせになっていたので、バラバラでした。
(本部C)同じ一年目の職員でも元の習熟度が違いますし、足りないところをしっかり何回も復習したりする人もいれば、まったくやらない人もいて。ずっとOJTをやり続けるわけにもいきませんし。それこそ年数重ねたらもう言えないというか、教えてくださいって言い辛いなみたいな。「今まで何してたの」とか言われちゃうかなとか。そのため、この動画でOJT介護があれば、誰でも不安になった際に立ち返る場所ができているようです。
たくさんお話、お伺いできました。ありがとうございます。
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一般財団法人 日本老人福祉財団 様