外国人介護職員教育は、最初から日本語だけで進めない方がいい(インドネシア人介護職員介護福祉士国家試験合格体験から)
外国人介護職員の教育で、最初に悩むのが
「日本語でそのまま教えるべきか、それとも母国語の助けを入れるべきか」という問題です。
現場としては、日本で働く以上、日本語に慣れてもらいたい。
その考えは当然です。
ですが、最初から日本語だけで押し切ると、学習の入口でつまずくことがあります。
娯生会で介護福祉士国家試験に合格したフィアさんの事例は、この点に非常に大きな示唆を与えてくれます。
フィアさんは、最初の1年目はインドネシア語字幕版で学習しました。
そして2年目、自ら「日本語で勉強したい」と申し出て、日本語字幕版だけに切り替えています。
この流れが重要です。
最初の段階では、母国語字幕があったことで
「内容が理解しやすい」
「覚えやすい」
「わからない言葉を母国語で確認できる」
というメリットがあり、介護の全体像をつかむことができました。
フィアさん自身も、最初から日本語だけだったらかなり苦労したと思うと話しています。
つまり、外国人介護職員教育では、
最初から“日本語だけで鍛える”のではなく、
まず母国語で理解の土台を作り、その後に日本語へ移行する方が、結果として早く深く伸びることがあるのです。
これは甘やかしではありません。
むしろ、遠回りに見えて最短です。
いきなり日本語だけで理解させようとすると、
介護の知識も、日本語そのものも、どちらも中途半端になりやすい。
しかし、まず内容を母国語で腹落ちさせることで、
その後の日本語学習が一気に進みます。
フィアさんは、まさにその成功例です。
最初の1年で母国語字幕版を使って土台を固め、
2年目には日本語字幕版で学習し、介護福祉士国家試験に合格しました。
外国人介護職員教育で大切なのは、
「最初から日本語だけでやること」ではなく、
最終的に日本語で理解できる状態まで導くことです。
そのための橋渡しとして、母国語字幕教材は非常に有効です。
👉 フィアさんの実際のインタビューはこちら
https://bsp.nai.co.jp/interview-goseikai-fiasan202603/



